8回目となるSocial Kids Action Projectは、
例年よりも更にフィールドワーク多めで企画しています。

参加者は11名。
今回は小学校の保護者にチラシを配信して、
わずか3時間で10名の定員に達したため、
急遽定員を12名に増やしましたが、
インフルエンザで1名当日キャンセルになりました。

いずれにしろ、いつもよりもちょっと人数多めでわちゃわちゃするかな。

内訳は、男の子3名と女の子8名と少し女の子が多めの良いバランスです。
渋谷区立の7つの学校から参加してくれています。

毎年リピーターが多いのがSKAPの特徴。
本人がSKAP経験者なのは今年は1名。
以前に兄弟が参加したことがあるというお友達はなんと5名も。

さてさて、プログラムはというと、自己紹介から始まります。
大人も含めて、みんな対等に仲良くなれるよう、
ニックネームで呼び合います。

1日目は、お休みのお友達がいたものの、
子どもと大人合わせて17名のニックネームを覚えましたよ。


プログラムの一番最初は毎年恒例の頭の体操「渋谷の街を使うのは誰?」。

渋谷の街を使うのはどんな人か。
その人はどんな街だと嬉しいのかを想像してみます。

【子ども】みんなが集まれる場所がいっぱいある街
【建築家】面白い地形がある街
【ギャル】映えるもの、化粧品などがたくさんある街
【ユーチューバー】映えるモノや流行りのものがある街
【ホームレス】家やご飯をくれる
【中年】いろんな所に豆知識が書かれている街
【遊びに来る人】子どもも大人もみんなが遊べる(楽しめる)場所がたくさんある街

頭の体操が終わったらいよいよプログラムの本題に入っていきます。

「渋谷ってどんな街?」について、
渋谷の街を代表する2名からお話を伺いました。

トップバッターは、渋谷公園通商店街振興組合の川原理事長
2日目と3日目のフィールドワークでお世話になる
神南エリアの特徴や取り組みについて教えていただきました。

「昔は渋谷区役所通りと呼ばれていたのを、
PARCOが出来たタイミングで公園通りに名称を変更しました。」

「将来的には、街に車が入らないなんてことも考えられるかも。」

続いて、SKAPのスポンサーである東急不動産㈱の小澤様
ご講演の後の街散策で訪れる
岸体育館跡建設予定の代々木公園Park-PFI計画と
明治神宮前交差点に4月17日にOPEN予定のハラカドを
中心にご紹介いただきました。

「みんなは、渋谷のいいとことろはどんなところだと思う?」
との問いに対して、全員が自分が思ういいところをあげてくれました。

  • 都会だけど自然が多い所
  • 未来的な感じ
  • 歴史的な建造物がある
  • 大きな公園
  • お店がたくさんある
  • 大きな駅がある

「代々木公園の近くに新たに作る公園では、
若者に人気のスケボ、ダブルダッチ、ブレーキンなどの
スポーツもできる施設にする予定。」

「明治神宮前の交差点の角にできるハラカドの地下には、銭湯が入るよ。」

「自然豊かな場所にしか住めないシジュウカラを
街中に増やすために、シジュウカラのお家を作っているんだ。」

お話を聞いた後は、そのお話が実際にはどうなっているのか、
実際に街に出て目で見て確認します。


今年の街散策ルートはちょっと長め。
区役所から明治神宮前原宿の交差点まで行きます。

なぜかって?
東急不動産の小澤様からも紹介のあった「ハラカド」を見学するためです。

この「ハラカド」はSKAPにとってとても思い入れのある場所。
もともとは「オリンピアアネックス」という名の建物で、
SKAP立ち上げ当初の会場として使用させていただいていた他、
多くの子どもたちが立て替える際には「こんな施設にしてほしい!」と
熱い想いを提案してきたのです。

それがいよいよ完成するとなれば、SKAPとして行かないわけにはいきません。
ということで、東急不動産に無理を言って、
まだ工事中の建物に入れてもらいました。

なんと一般の人が入ったのはこれが初めて。
ということは、小学生で一番最初の来場者ですね。
貸し切り状態で、景色を楽しめるなんて贅沢。
この時期にしかできない貴重な経験です。

子どもたちは大盛り上がり。、
屋上から交差点を通る人々に大声で声をかけて手を振っていました。

「東急不動産さん、ありがとう!」
「また来たいなぁー」

「ハラカド」までの行き帰りも、貴重なフィールドワークの時間です。
普段、意識せずに歩いていると気づかないようなことも、
ちょっと目線を変えるだけでいろんな気づきを与えてくれます。

気づいたことは、子どもたちが自ら写真に撮ります。

ゴミや落書きの他、
看板表示、おしゃれな建物、きれいなお花、などなど。



フィールドワークから戻って、ランチタイム。
さっきまであんなに賑やかだったのに、急に静かすぎるくらいシーンとしています。
みんなお腹すきすぎて、お弁当に夢中なようです。

ランチ後はまたにぎやかに。
真剣勝負のボードゲーム大会が開かれていました。

ランチ休憩をはさんだ後は、
みんなが撮った写真を見ながら振り返り。
続いて、アイデア発表の時間。

朝からいろんなことを見聞きし考えてきました。
それに加えて、今までの生活の中で感じてきたこともあります。
それらを元に、「私はこんな街にしたい!」を考えて発表します。

発表する人はみんなの前に出て話します。
聞いている人は、発表の良かったところを見つけて
ポストイットに記入し、発表者にプレゼントします。

たくさん褒められると嬉しいよね。

最後は、「インタビューの練習」。
2日目は公園通り商店街のお店にインタビューに行くので、
その際の質問項目を考え、練習します。

自分が担当するお店はどんなところなのか。
どんな質問だと、聞きたい話を引き出せるのか。
司会進行も質問内容も全て子どもたちが考えます。

大人にお店屋さん役をしてもらい、練習もたくさんしました。
明後日は、もう一度作戦会議をしてからインタビューにくり出します。
どうか晴れますように!

子どもたちが帰った後、机の上にこんなメモを見つけました。
うれしいねー。
かわいいねー。
2日目からもがんばっちゃうぞー。

続きは@渋谷2024春<2日目>

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