『らくがきデパート』vol.1の続きです。
2017年に落書き問題に注目し、落書きをできる壁を作りたい!
と提案した女の子も6年生になりました。
しばらく止まっていた活動を再開することに。
渋谷で落書きといえばClean & Artということで、
Clean & Artさん主催の落書き消しイベントに参加してきました。
町会の落書き消しは、落書きの上にペンキを塗って隠すというものだったのに対し、
今回は薬剤を使用して落書きのインクを溶かして拭き取ります。
ちょっと強い薬剤とのことで、マスクと手袋をして挑みました。
まずは、代表の傍嶋さんが落書き消しとシール剥がしのやり方を
レクチャーしてくださいました。
手順は簡単で、薬剤をぬって、しばらく待ってから、雑巾でふき取る。
この作業が思いのほか楽しい。
時間も忘れ夢中になってしまいました。
終了の時間と言われても、なかなかやめることができず、、、
この楽しさを他の方にも是非体験してもらいたいです。
さて、落書き消しとシール剥がしをしながら、
Clean & Artさんからたくさんのお話を聞くことがきました。
以前から気になっていた、落書きをする人の心理についても
教えてくださいました。
- スリルを楽しんでいる人と、アーティストの2パターンいる
- グループでバイクに乗って活動している
- 意外にも若者よりもおじさんが多い
- 最近は外国人も増えている
- 一種の縄張り争い。
同じマークやシールを使っていることが多い - 落書きは現行犯でしか逮捕できないので、
防犯カメラも顔を隠していたら効果がない - 公共物は区と一緒に消すことができるが、
私有物は勝手に消すことはできない
そんなお話も踏まえて、考えたことは。
- やはり落書きをしている人にインタビューしてみたい
なぜ落書きをするのか?
落書きをする場所はどのように選んでいるのか? - 家に落書きされた人はかわいそう。
落書きを消してほしい人と落書きを消したい人を
つなぐことはできないか - 2018年に『落書きデパート』の続編として
提案した『原宿自由革命』で目指したのが、
東急電鉄の片山さんが取り組んでいらっしゃる
アートで街をジャックするという取り組み。
すごい‼ - 今は落書きやシール貼りというアナログな活動は
ダサいとの考えを広めたい - 若者に対する落書き防止策を考えていたけれど、
対象をおじさんに変えた方が良いのか?
そこから更に、素敵なアイデアがたくさんでてきました。
- 落書き場所をデジタルで提供。
デジタルサイネージ化した壁に、その場で手描きで、
又は、WEBから落書きしてもらう - デジタル落書きの作品を元にポスターを作成にし渋谷の街をジャック。
落書きのない街づくり=おもてなしをアピールする。 - 子どもから落書きをやめようという声をあげて、渋谷から世界に広める。
落書きをやめようという趣旨の歌とダンスを作詞作曲振付し、
TikTokなどを通して広める。 - プロジェクトのタイトルは『らくがきバトル』
2018年に提案した『自由革命』というキーワードもどこかに入れ込む。
↑今回参加するきっかけを作って下さった
Clean & Artの山内さんとのベストショット。
落書き消し活動の後の交流会では、
「落書きは消すのもアート。
落書きをするのと同じくらいのエネルギーが必要」との
発言があり心に残りました。
今はアイデアをたくさん出してイメージを膨らませています。
今後、具体策に落とし込み、
落書きをする人以上のエネルギーで落書き防止に取り組んでいく予定です。
今後の活動にご注目下さい。