『交流しようよ!イベントで』vol.10の続きです。

今年は、子どもと大人の交流を目的とした落ち葉拾い大会と、
落ち葉の地域内循環を目指す堆肥づくりに加え、
さつまいも栽培にも取り組んでいます。

CATs Urban Farmingの打合せにて
さつまいもを育てたい!」と伝えたところ、
一緒に活動している田口さんが「さつまいも、いいね!」と
焼き芋屋さんSAZANKAの菅生さんに連絡をとり、
苗を手配してくださいました。

更に、紅はるかの苗とさつまいも専用に開発された土の費用は、
田口さんが勤める いちご株式会社 が快くサポートしてくださいました。

育てる場所は、コロナの影響で芋ほり遠足の中止が決まり
悲しんでいた神宮前あおぞらこども園に決定。

神宮前あおぞらこども園には
第1回目の落ち葉拾い大会の時からご協力いただいていて、
園庭にコンポストを置いて堆肥を作っています。
今年は、コロナで休園中に先生方が堆肥を使ってジャガイモを育てていて、
ちょうどさつまいもの苗植えの日に、子ども達がじゃがいもの収穫をしていました。

さて、こども園の限られたスペースのどこでさつまいもを育てるのか。
子ども達にできるだけたくさん芋ほりをさせてあげたいということで、
今まで使っていなかったこども園と隣の教会の隙間の土地を全部畑にすることに。

まずは、土を掘り起こしながら、どくだみなどの雑草を抜いて、
硬い石や発泡スチロールなどを取り除いて、耕して、、、、。
これがかなりの重労働!
手に豆を作りながらも、どうにか1m×30mもの畑ができました。
そこに細長い畝を作り、さつまいも専用の土を撒き、
水をまいて準備完了。

畑づくりの作業中、園庭で遊んでいた園児たちに、
土の中で暮らしている巨大ミミズを渡すと
どのクラスも「キャーキャー」と大盛り上がり!
最初は怖がっていた子も、何人か触れる子がでてくると、
「僕も私も!」と勇気をだしておっかなびっくり触っていました。
ミミズの他には、ダンゴムシやカマキリも子ども達に人気でした。

畑が出来上がったところで、子ども達の出番です。

焼き芋屋さんSAZANKAの菅生さん立会いのもと、
今回使う紅はるかの苗と土を育ててくださった
宮崎県のさつまいも名人である川越さんとフェイスタイムでつなぎ、
畑の様子を確認いただいて、定植の仕方を教えてもらいました。
それを田口さんから子ども達に伝えます。

  • 苗と苗の間は23センチ
  • 土に斜めに15センチ程度の穴をあける
  • 苗の4つ目の節目まで土の中に植える

子ども達は蜜を避けるべく、少人数のグループに分かれ、
割り箸をメジャーや穴あけの道具として代用しながら植えました。

「私が植えるところはどこ?」
「斜めってどうやるの?」
「四つ目の節ってどこ?」
「もっと植えたかったなぁー」
「ダンゴムシ連れて帰ってもいい?」
「さつまいもさん、大きくなってね」

この日は今年度初めて年長さんが全員登園した日。
全員が数本ずつ苗を植えることができました。
みんな丁寧に慎重にそーっとやさしく植えていました。


子ども達の作業が終わったところで、
苗がまだ少し残っていました。

せっかくの苗を余らせては申し訳ないと、
急遽ジャガイモを栽培していた場所も畑にすることに。
年長さんの担任の先生と共に、
植わっていたイチゴの苗をプランターにうつし、
伸び放題だった蔦を剪定して、
2m×3m程度の2つ目の立派な畑ができました。

これで、はるばる宮崎県田野町の農家からやってきた
120以上のさつまいもの苗が、渋谷のこども園への引っ越しを完了。

さつまいも掘りはしたことがあっても、
苗から自分たちで育てる経験は、都心ではなかなかできません。
さつまいもの成長過程も楽しめるなんて素敵ですよね。

苗と土を提供してくださった、
いちご株式会社さん、SAZANKAさん、農家の川越さん、
酷暑の中、荒れ地に畑を作ってくださった
CATs Urban Farmingの中村さんと田口さん、
本当にありがとうございました!

秋の収穫まで年長さんが責任をもって大切に育ててくれるとのこと。
収穫が待ち遠しいですね。

今回のさつまいもの畑づくりや苗植えには、
提案者本人は小学校の授業があり参加できませんでした。
でも、園児と大人がさつまいもの苗とミミズを通して仲良くなれたので
「交流しようよ!イベントで」の当初の目的である
子どもと大人の交流を増やすことにもつながったようです。

こども園のさつまいも畑とは別に、
野菜やハーブ畑の企画も出てきましたので、
そちらへのお友達の参加も呼び掛けて畑仲間を増やしていきます。

<おまけ>

最後に、今回お世話になったSAZANKAといちご株式会社の宣伝を少し(^^♪

SAZANKAの極蜜熟成やきいもは
6年もの間、生産、加工、販売のすべにおいて
美味しい焼き芋を作ることだけを考えて開発されました。
大人気ユーチューバーのヒカキンさんも
焼きいも市場を覆すような甘さは癖になると紹介しています。
渋谷区内ではUbar Eatsで注文可能です。

↓SAZANKAホームページ
http://sazanka-oimo.jp
↓大人気ユーチューバーのヒカキンさんもSAZANKAの紹介をしています!
https://youtu.be/8-eQ-iSsEjE

いちご株式会社の会社名の由来は「一期一会」。
豊かな暮らしを支えるサステナブルインフラ企業です。
今回、すてきなご縁をくださった田口さんは、
スマート農業支援事業を担当されており、
SAZANKAの焼き芋工場の建設などにも携わっていらっしゃいます。

↓いちご株式会社ホームページ
https://www.ichigo.gr.jp/

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