2017年のトライアルに参加した当時小学4年生だった女の子が、
2020年に中学2年生となり連絡をくれました。
新たに街の課題を見つけ、どうしても自分たちの手で解決したい!
何から始めれよいか分からないので相談に乗ってほしいと
丁寧なお手紙と企画書をいただきました。
困ったときに思い出して頼ってもらえるというのは、
本当にうれしいものですね。
「コロナで休校中に渋谷をよりよくする仕組みを改めて考えていて、
コロナで色々なことのオンライン化が進んだので、
政治もオンラインで動かせるような仕組みを作りたいと思いました。」
「選挙権という権利を有意義に使えていない人が多い現代社会で、
政治や選挙を身近にしたいと考えました。
場所を選ばず政治家と話せるオンラインでのイベントや、
政治に関するチャットスペースなどのWEBサイトを作成したいです。」
プロジェクトをより具体的にするために、
漠然としたイメージを一緒に紐解いていきます。
- メインターゲットは誰にする?
渋谷区の中高生に限定する? - 大切にしたいことは?
気軽に参加できること? - クラウドファンディング以外にも資金を集める方法はある?
議論はお金をかけなくてもできるかも? - サイトの管理は誰がする?
自分たちでルールを設けて運営する?
また、このプロジェクトの適任と思われる
区議会議員の神薗まちこさんを紹介したところ、
早速メールをだして、アドバイスをもらっていました。
- 安全面はどのように担保する?
非公開・招待制?
渋谷区の中高生は学校名と学年、大人は職業と本名を入れる? - 街づくりにかかわる大人は誰?
区議会議員に限定せず、色々な分野の大人に参加してもらう?
更に、タイミングよく まち+Co Meetup! が開催されるとのことで、
渋谷区の小・中・高校生と保護者や教育関係者が集まり、
未来の「学ぶ」のあるべき姿を一緒に考える意見交換の場にて、
プロジェクトの概要紹介と協力の呼びかけを行いました。
その時の素晴らしい資料がこちら↓
アナウンサーのような流れるようなプレゼンでした。
このようなイベントに小中学生が当たり前のように参加し、
堂々と意見を述べることで、大人の刺激になったと共に、
彼女の学びも多かったようです。
彼女はこんな感想を述べています。
「コロナで学びの場も大きく変化したのだと実感しました。
オンラインの良さを生かした地域や世界と繋がる学びや
街づくりや学校運営に子供も関わるという意見も
TIPSの理念と似ているところがありとても参考になりました。
そして、コロナでフラットになったこの環境を生かせるのは
大人だけでなく私たち中高生もだと思い、
コロナがあったからこそできる学びを私たちが
率先して実行していかなくてはと感じました。」
頼もしいですね。
彼女の4年前の提案は『趣味によって没頭できる街』。
いろんな趣味の人がいるので、それぞれの趣味を尊重し、
趣味によって施設を区分けするなどみんなが快適に過ごせる居場所を作りたい。
「みんなちがってみんないい!」と話していたのを思い出しました。
今回の提案は『TIPS(Teens Innovation Project Shibuya』。
「個人の意見を述べる場が欲しい。」
「それぞれの個性を活かして活動したい。」という根本は変えずに、
実現方法がより具体的になったのでと思います。
気軽さと安全性の両方を兼ね備えた
中高生のためのディスカッションサイトの制作。
そこから生まれる中高生による渋谷の街づくりプロジェクトの実現。
中高生が、スマホ一つで街づくり
一緒にこのプロジェクトを盛り上げたいという中高生の皆様、
サポートしたいという大人の皆さま、
Social Kids Action Projectのお問い合わせページより、
ご連絡お待ちしています!