発表会には多くの地域・行政・企業の方々にもご出席いただきました。
この方々の支えなくして、Social Kids Action Projectは実施できません。
この取り組みを応援してくださっている皆様に、
発表会にてコメントをいただきましたので、ご紹介します。

渋谷区 長谷部区長

「Social Kids Action Project は、提案するだけでなく、
色んな大人が応援して実際に本当に街にでてきてしまうという
非常に面白い取り組みだと思っています。」

「今回は街のタピオカのゴミが気になる人がたくさんいました。
ゴミの提案がちょっと多いと感じています。
実はグリーンバードというゴミ拾いを17年前に立ち上げ、
ポイ捨てする人が増えてくる中で、
ゴミ拾いをし続ける姿を見せることでゴミを減らしたり、
ゴミ箱を増やしたりなどして、一時はゴミが減っていました。
しかし、この5年近く観光客が増え、
またタピオカという新たな課題がでてきて困っています。」

「前回ゴミを減らせたのは、行政だけでなく、
NPOや地域の商店街、町会などのネットワークがあったからこそ。
今回もアクションを起こしていく中でいろんな人とつながりながら、
良いアウトプットにつながればいいなぁと思いますし、
渋谷区としても出来る限り応援していきたいと思っています。」

「どんどん提案や発言をしてもらって
色んな大人に助けてもらえたらいいなと思っています。」

穏田町会 小泉さん

『タピオカのゴミを減らそう』の提案に対して、
「町会としてもタピオカのゴミ問題で頭を悩ましています。
タピオカさん自身にも動いてもらわなければならないので、
周りの町会や商店街と一緒にルール作りをしてはいかがでしょうか。」

グリーンバード 高橋さん

「このプロジェクトにかかわって3年目ですが、
かつてこんなにゴミの話がでたことはありません。
落ち葉拾いで協力した際は、人同士を交流させるにはどうすればよいのか、
みんなが仲良くする街をつくるにはどうすればよいのか、という話でした。」

「今回はほとんどのグループがゴミ問題をとりあげていて、
本当にタピオカを含め様々なゴミが街を席巻していると感じました。」

「今回みんなから出していただいた意見は、
ポイ捨てごみをどうすれば良いのかという提案が多かったと思います。
でも、ここにいる人たちはたぶんポイ捨てしないと思います。
そこが問題!
そもそもゴミを出さないようにしたらどうしたらよいのか。
ポイ捨てをしないようにするのはどうすれば良いのかまで考えなければならないです。
例えば、マイボトルに入れてもらうようなタピオカ屋さんを作ってもらうとか。」

「タピオカのゴミが大変多い町会からお話がありましたが、
タピオカ屋さんでない団体とコラボして問題を解決するというよりは、
ゴミを出しているタピオカ屋さんとゴミを拾っているグリーンバードも入って、
そのルール作りをすることが大変大事だと思いました。」

「今は暑い中ゴミ拾いは大変ですが、是非グリーンバードのゴミ拾いに参加して、
本当にタピオカごみがこんなにあるんだと実感していただければと思います。」

穏田商店会(ALES) 藤田さん

「今回が4回目の取材でした。
子どもたちの成長を毎年楽しみにしています。」

「今年に関しては、穏田商店会の取り組み関して聞いてくれることが多かったです。
穏田商店会は、街に住む人、町会さんと、
お店をやっている人、お客さんを上手くつなげるような活動をしています。
みんなが気持ちよく過ごせる、暮らせる、遊びに来てもらえる原宿にするために、
防犯面にも力をいれています。」

「SKAPは考えたことを毎年実行しようと動いて、
自らやり遂げる子どももいることに、感心しています。
大人はいろいろとしがらみがあり、大人の事情で、言いにくいこともあります。
子ども達が感じるままにストレートに突っ走ってもらえば、大人はその活動を応援します!」

渋谷区 子ども青少年課 加藤さん

「暑い中、街にでて大人の意見をきいて勉強になったと思います。」

「ゴミの話、特にタピオカが多かったですね。
渋谷の駅前から原宿まであちらこちらに容器がおいてあって、
ゴミは見た目もそうですが、悪臭の問題もあります。
ただ、タピオカは美味しいので、タピオカを排除するのは難しい。
台湾ではマイボトルが流行っているので、
原宿でも取り入れて流行るといいと思います。」

『田んぼのある地下』の提案に対して、
「斬新な発想!
代々木公園の地下にスタジアムを作る構想があるので、
あながち実現できないものではないとみていました。」

『交流しようよ!イベントで』の成果報告対して、
「継続して取り組んでいて、また卒業してからも引き継いでいくという
継続できる事業になっているのは喜ばしいことです。」

『もっと楽しくなるように!』の成果報告に対して、
「渋谷もオリンピックなど観光で多くの外国人がいらっしゃいます。
日本人も結構遠くからくるので、活用できるといいなと思いました。」

「オリンピックもあって変わってくるところもあると思いますが、
引き続き渋谷のことを好きで頂けたらと思います。」

東急不動産 小澤さん

「5日目にしてこれだけのプレゼンが出来るのはすごいと感動しました。」

『人間にも環境にもやさしいアプリ』の提案に対して、
「すぐにアプリをつくるという発想がでてきたのはすごい!
ゴミを捨てることをゲーム感覚で広めていくことができたら素晴らしいと思います。」

『みんながスムーズに歩ける道を整備する』の提案に対して、
「道のサインの工夫をするという意見。
街の施設を作るときに我々も考えていることです。
それを子供ながらに着眼出来ているのは素晴らしいです。」

『夏のはじまりボランティア』の提案に対して、
「お祭りをやってみんなでボランティアするのは良い意見。
いきなりボランティアだけだとしんどいので、まずはよさこい祭りに行き、
そこで出来ることから始めるのがよいのではないでしょうか。」

『田んぼのある地下』の提案に対して、
「東急プラザの上に畑を作っていますが、田んぼまでできたらすごいですね。
せっかくのアイデアなので、つぶさず、
どうやったら実現できるのか真剣に考えて欲しいです。」

『巨大な自然公園をつくる』の提案に対して、
「代々木公園を使っているみんなの声をあげてもらえれば、
東急不動産も全力で応援します!」

NTT都市開発 杉木さん

「フィールドワークも発表も素晴らしかったです。」

「不動産をやっていますが、タピオカ屋さんなど
人が集まることはいいことだと思って仕事にしています。
みんなの意見の中で、それは街にとってどうなのかという疑問をあげてもらって、
僕たちが考え直さなけばならないと思いました。」

「みんなもビジョンを描いてくれましたが、僕たちもビジョンをつくり、
こういうことがあったら楽しいだろうと思って建物を作っています。
街の主役は、僕たちは店を作ったり住んでもらったりすることだと思っていました。
しかし、みんなの意見を聞くと、道をどうしたいとか、
日陰があった方がよいとか、緑や動物がいる公園があったらいいとか。
街の主役は建物ではないと改めて感じました。」

「僕たちの仕事にもみんなの意見は少しずつ反映されていきます。
また、みんなが大人になった時には、僕たちの仕事の役割は
だいぶ変わっているのではないかと思いました。」



子どもたちには、提案の実現に向けて困ったら、
この方々を訪ねるように伝えています。
皆様引き続き応援よろしくお願い致します。

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