今回の参加者は7名。
新5年生3名に新6年生4名。内2名は2回目の参加です。
コロナ対策で、検温・消毒・換気はもちろんのこと、
参加者とスタッフの人数も、開催時間も、縮小し、
プログラムをギュギュっと凝縮しての開催。
大きな会場をゆったりと使っています。
はじめから手を挙げて質問したり、アイデアを紹介したりと、
積極的に参加してくれる子どもたち。
なんだか各学校から優秀な児童が集まって学級会をやっているようでした(笑)
もっとワイワイギャハギャハやりたいんですけどね。
2日目からは慣れてきて、もっとにぎやかになるかな。
一番最初は頭の体操。
原宿の街をつかうのはどんな人?という質問に、
まず最初に出てきたのが、なんと動物。
犬、猫、カラス、ネズミ。。。
もちろん、そのあとには人間もでてきました。
住んでいる人、お店の人、外国人観光客、テレビの人、などなど
では、動物はどんな街にしたいと思っている?
・自由でのびのびできる
・エサ(食べ物)がたくさんある
・秘密の隠れ家
・敵がいない/人間に傷つけられない
・きれいな公園
・愛される
自分たちのことを差し置いて、
まずは動物のことが考えられるなんて優しい子どもたちです。
頭の体操の後は、街の有名人をお呼びしてパネルディスカッション。
今回は4名の方にご登壇いただきました。
・原宿表参道欅会の吉田さん
・穏田キャットストリート商店会の藤田さん
・東急不動産の池田さん
・渋谷区子ども青少年課の山口さん
原宿エリアの街の特徴について伺ったところ、
たくさんのキーワードが出てきました。
・安全(防犯カメラ、街路灯の設置)
・最先端文化/アート
・ファッションの街
・世界中が憧れる街
・住んでいる人と商売している人の距離が近い
・緑が隣にある
・明治神宮がある
・違いを力に変える街
コロナ禍で変わったことについては、
どうしてもネガティブなコメントが多かったです。
人出が減ったことで、12月の原宿駅前の人出は前年比55%程度だったそうです。
お店の営業自体ができなかった時期もあり、売り上げは激減!
どのお店もみなさん本当につらい思いをされていると切に訴えていらっしゃいました。
はやくコロナが終息し、お食事に、お買い物に、人が戻ってくるといいですね。
それに対して、子どもたちからは、コロナで良くなったことについてもたくさんあがりました。
人が減って、
・人気のお店に並ばずにはいれる
・道が通りやすくなった
・電車がすいている
・街中のゴミが減った
テレワークになって
・家族の時間が増えた
・習い事が減った
衛生面に気を付けるようになって
・街がきれいになった
・風邪などコロナ以外の病気が減った
・学校の水道の蛇口が自動になった
コロナ禍でも明るいポジティブな面をたくさん見つけられるのが、
子どもたちの強さですね。
お話を聞いた後は、カメラを持って、
お話の内容を確かめに街散策に出かけました。
穏田キャットストリート商店会の旗を見つけたり、
原宿表参道欅会が設置しているキョロちゃんのゴミ箱をみて、
なぜキョロちゃんなのか。他のキャラクターだとどうなるかで盛り上がったり。
東急不動産の手掛ける東急プラザや再開発場所を確認したり。
表参道と明治通りの違いは何なのか。
歩道のタイル?欅会の旗?欅の木?中央分離帯?入っているお店の種類?
などと話し合ったり。
パネルディスカッションや街散策で見聞きしたことをもとに、
どんな街にしたいかでは、1日目からたくさんのアイデアが出てきました。
・喫煙スペースとゴミ箱は離して設置した方が良い
・街並みに日本文化をもっと取り入れた方が観光客も喜ぶのでは
・表参道が明治神宮前につながる参道だということを若者に教えたい
・車通りが多いので車道を広げてはどうか
・ゴミのポイ捨て禁止の呼びかけは日本語ではなく多言語にした方がいい
・もっとみんなが優しくなれる、心をぎすぎすさせない方法はないか
・お店の混雑状況が分かるアプリがあるといいのでは
その後は、2日目のインタビューに向けた練習。
練習台としてスイーツ屋さんとなってインタビューに答えてみたいと立候補してくれる子。
「漠然とした問は答えにくい」とみんなに教えてくれました。
政治家としてインタビューに答えた子どもは、
「自ら行動する街にした!」と演説していました。
また、「あらかじめ質問する順番を決めておいた方が良いのではないか」
「司会担当の人が質問する人を指名した方がいいのではないか」など
取り回しについてもどうすればスムーズにいくのか議論していた
頼もしい子ども達です。
これでインタビューに向けた準備は万全!
2日目(3月29日)もお楽しみに!