こんにちは!
放課後NPOアフタースクール学生インターンの篠崎です。
今回は、SKAP2日目のA班B班合同チームのフィールドワークの様子をレポートします。
今回インタビューするのは、原宿に住む人や働く人。
一体どんな街の人の声が聞けるのでしょうか。
各班で質問内容や1つ目の質問をする担当を決め、さっそくフィールドワークに出発です!
最初に訪れたのは、郵便局です。
明治通りを一本入った細い道を進んだ住宅の立ち並ぶ静かな場所に郵便局はありました。
初めてインタビューに少し緊張気味の子どもたちでしたが、
「原宿の好きなところは、何ですか?」
「けやき並木についてどう思いますか?」
などなど、事前に準備してきた質問をしていました。
「原宿は文教地区だから静かで落ち着いているところがいい。」という意見や、
「けやきの並木は良いけど落ち葉の掃除が大変。」といった声を聞くことができました。
郵便局の中の写真は撮ることができず、インタビュー中の様子はお見せできませんが、
子どもたちの質問に丁寧に答えていただきました。
続いては、レストラン昌です。
こちらは、原宿で20年続く和食のお店です。店内に入ると長いカウンターに子どもたちを座らせてくださいました。
お酒がずら~っと並んでいて、大人の雰囲気のお店ですね。
インタビューに答えてくださったのは店長さんです。
「お客さんは、平日はサラリーマン中心で、土日は観光など原宿に遊びに来た人が多いです。特に最近は、昔と比べて外国人のお客さんが増えました。」
とお店を利用するお客さんについて教えてくださいました。
「住みにくいと思うところは?」という質問には、
「大きな商店街やスーパーといった買い物をする場所があまりないところかな。」と、
原宿に住む人と働く人の両方の意見を、店長さんから伺うことができました。
次のインタビュー先は神宮小学校です。
神宮前小学校は、キャットストリート近くにある公立小学校です。
副校長先生がインタビューに応えてくださいました。
子どもたちが話を聞く様子は真剣そのものです。考えのヒントになりそうなことをたくさんお話してくださいました。
もちろん話を聞きながら、大切なところをメモするのも忘れません。
「困っていることや不便なことは何ですか」という質問に、「小学校の道沿いの花壇にゴミを捨ててしまう人が多くて困っている。」と言う副校長先生。街の問題がインタビューを通して見えてきたのでしょうか。
「原宿のいいと思うところは?」「原宿の自然についてどう思いますか?」など、次第に質問をするのにも慣れてきて、積極的に手を挙げて質問していました。
続いて訪れたのは、こちら!
原宿警察署です。
ご厚意でパトカーの前で写真を撮らせていただきました。
ここでのインタビューは二手に分かれて行いました。
「多くの世代の人が交流して情報交換できるようになることで街の安全が守られると思います。」
「消しても消してもすぐに書かれてしまう街の落書きに困っています。地域の人と一緒になって落書きを消す取り組みをしているのですが・・・」
原宿警察署でのインタビューは街で働いている人としてだけでなく、街を守る人としての意見でもあり、別の視点からの意見が得られました。
最後に訪れたのはセコム本社です。
宇宙船のような近未来的な雰囲気の部屋でなにが始まるのか、子どもたちはワクワクドキドキ。
ここでは、未来のセキュリティの形を映像で見せてくださいました。
映像を見た後は、インタビューに移ります。
ここでも二手に分かれてインタビューを行いました。
「不便なところは英語での道案内が不十分なところや、道が混雑しているところですね。」
インタビューの中で、展示されているドローンを触らせていただきました。初めて触るドローンに子どもたちも興奮!
「これからは人だけじゃなくて、人の代わりにドローンや機械を使って安全を守っていく社会になると思うよ。」
人間の力だけでなく、機械の力も使ってよりよい街にする考え方は自分たちのアイディアにも生かせそうな考えですね。
街を考える上で欠かせない安心・安全に関するセコムさんでのインタビューの結果は、子どもたちのヒントになったでしょうか。
子どもたちはこのインタビューで得た内容を踏まえて、原宿をよりよくするためのアイディアをワークシートに落とし込んでいきました。
今回は初めてのインタビューということもあり、聞きながらメモをすることや質問の答えからさらに質問を考えていくということが難しいと感じている子どもも多かったと思います。
しかし、インタビューを重ねるうちに堂々と自分が聞きたいことをインタビューできるようになっていき、フィールドワークの短い時間でも成長を感じることができました。
インタビューをすることで初めて気が付く、自分の住む街のいいところや問題点をたくさん収集することができたのではないかと思います。
こうして得た街の人の声がどう子どもたちの提案に落とし込まれていくのか、また子どもたちがどのようにさらに成長していくのか、三日目以降のレポートも注目してご覧ください!