C・Dチーム担当、放課後NPOアフタースクールの後藤です。
昨日に続き、C・Dチームの2日目の様子をレポートします。
午前中は、「原宿で暮らす人は、どんな街にしたい?」をテーマに、
実際に原宿に住んでいる人にインタビューを行いました。
1件目の訪問先は、郵便局。
どんな思いで郵便のお仕事をしているか、将来原宿をどんな街にしていきたいかなど、
いろいろな質問に答えてもらいました。
みんなが驚いたのは、「どんなことに困っていますか?」という質問の答えです。
壁や道路の落書きに困っているそうで、なんと竹下通りでは、
郵便ポストに落書きされることもあるそうです!
「原宿は外国から訪れる人も多い街なので、来た人に満足してもらいたい。
そのためにみんなできれいな街にしていきたい」という思いを聞かせてもらいました。
次の訪問先は、住宅街の中にある原崎歯科です。
「なぜ原宿で歯医者さんを開いたんですか?」という質問に、
「人柄が伝わる歯医者を作りたかった」と答えてくれた原崎さん。
その言葉通り、子どもも楽しく通えるアットホームで温かい雰囲気が魅力です。
「原宿のどんなところが好きですか?」と聞くと、
「流行に敏感で、家族が安心して住めて、おしゃれな街の原宿が大好き」
と答えてくれました。
ただ、駅にエレベーターがないのが不便ということです。
何かいい改善策は見つかるでしょうか。
3件目は、地元密着の居酒屋「レストラン昌」に訪問しました。
原宿で20年間も営業されていて、地元の人に大変愛されているお店です。
人気メニューのお刺身を、味見させてもらった子どもたち。
「おいしすぎる!」と満面の笑みでした。
「原宿の街のいいところはどこですか?」という質問をすると、
「地域住民が結束して取り組む活動が多いところ」というお返事でした。
「目指しているのは、安心・安全・きれいな街」で、
魅力的な街づくりや街の美化、清掃などに、
みんなで協力して定期的に取り組んでいるそうです。
最後の訪問先は、原宿警察署です。
「どんな思いでお仕事をしているんですか?」と質問すると、
「オリンピックに向けて外国人がますます増えるので、
困っている人を助けられるように語学の勉強をしていきたい」と話してくれました。
「困っていることはありますか?」という質問には、「トイレが少ないこと」というお返事。
外国人や小さい子を連れた家族には、とくに大きな問題ですね。
また、竹下通りは洋服などの万引きが多いそうです。
警備を強化したくても、人が多すぎてなかなか監視の目が
行き届かないのが悩みだと話してくれました。
最後は、「地元の人だけでなく、観光客や外国の人も安全に買い物をしたり、
観光をしたりしてもらいたい」という思いを聞かせてくれました。
1人発表が終わったら、よかったところをみんなで付箋に書いて、
ワークシートの隣にどんどん貼っていきます。
発表後、すぐにたくさんほめ言葉をもらえるので、
みんな自信がアップしてとってもうれしそう!
明日のフィールドワークに向けて、ますます意欲を高めていました。