「みんなで楽しめるドームパーク!!」は、
緑道公園に雨天時も安全に子どもたちが遊べる場所をつくる提案です。
乳幼児にはねんねやハイハイで安全に遊べる場所、
小学生にはアスレチックなど体を動かして遊べる場所を用意する他、
中高生が楽しめる場所や大人が休憩できる場所も作ります。
提案後、ドームパークを作りたいと考えている緑道を訪れました。
玉川上水はほぼ暗渠になっているのですが、
笹塚あたりでは流れを確認することができるので、
緑道の下には川が流れていることを目で確かめました。
また、緑道にはどんな遊具があり、
どのように活用されているのかを知るために388FARMβのイベントに参加し、
地域に方に愛されている場所だということも知りました。
話に聞くだけでなく、実際に足を運んで、自分の目で確認するのは大切ですよね。
SKAPのインタビューで訪れ、この提案のきっかけとなった、
渋谷区子育てネウボラcoしぶやにも、乳幼児の遊び場の参考にと視察に行きました。
実際に自分で遊んでみて、ドームパークに設置する遊具などのアイデアを膨らませます。
ドームパークを作る場所の緑道公園を知り、
そこに設置する設備のアイデアが膨らんできたところで、
いよいよ緑道公園の管理をしている渋谷区公園課の方に提案を紹介してみることに。
毎年SKAPのワークショップを密着取材してくださっている記者であり、
388FARMに携わっている古川さんが、
公園課の檀原様と峯田様をご紹介くださいました。
区役所の会議室にて、本人からプレゼンを行い、
職員の方からフィードバックをもらいます。
「具体的かつ問題点をとらえていてハッとする。
誰にお願いするのかまで具体的に考えられているのがすごい。」
「こういう視点で街をとらえているんだということを知ることができて良かった。
こちらの気づきが多い。」
「遊ぶ対象を分けたり、お年寄りのためにベンチを用意したりとよく考えられている。
4つのエリアを年代ごとに分けて、いろんなニーズに対応できるようにする
というアイデアは、職員には思いつかないと思う。
とても参考になる。」
たくさん褒めていただき、本人も自信がついたようで、
質問にもしっかりと答えていきます。
「なんでベンチを置こうと思ったの?」という質問には、
「緑道を訪れた際に、お年寄りがランニングしていたり、
犬の散歩をしていたりしたので、
休めるベンチがあるといいと思った」とのこと。
話を進める中では、
「近くの公園にはどこにもブランコがないから、ブランコが欲しい!」
と公園を使う当事者としての切実な願いも出てきました。
公園課の皆さんからは、区内約130か所の公園を再整備していく
魅力ある公園整備計画というものがあることを教えていただきました。
今は広尾公園を再整備に向けて、区民の意見を聞いているところとのこと。
「ドームパークのアイデアは、緑道だけでなく他の公園整備の参考にもなるので、
公園課内で共有させてください。」との嬉しいお申し出もいただきました。
そして、最後には、玉川上水旧水路緑道再整備事業について
詳しく紹介されているササハタハツファームニュースをお土産でいただきました。
公園課の檀原様と峯田様、やさしく丁寧にご対応いただきありがとうございました!
本人に感想を聞いたところ、
「緊張したけど、やっているうちに大丈夫になった。
いいね!すごいね!との感想をもらえて嬉しかった。
本当に実現させたいなーと思った」とのこと。
今後の公園整備を検討する際に、公園を使う当事者として
議論に混ぜていただけたら嬉しいですね。
本日の打ち合わせ内容を聞いていて、緑道の公園も良いけれど、
思い描いているものは、どちらかというと児童館に近いかもと気づきました。
児童館にするのはどうかな?と話したところ、児童館って何?とのこと。
そういえば、東京都児童館もこどもの城もなくなってしまい、
現在渋谷区にあるのはフレンズ本町くらいでしょうか。
ということで、次のステップとしては、児童館ってどういうところなのか、
フレンズ本町に行って、遊んでみることにしました。