『もっと楽しくなるように!』vol.9の続きです。
桑沢デザイン研究所の学園祭『桑沢祭』で
プロジェクトの展示をしてくださいました。
男性のお客様がじっくりと展示を読んでくださっていました。
パトロン報告会に向けた準備も本格的にすすめていきます。
- パトロンの皆さんが知りたがっていることは何か。
- 何を伝えるために、どのような説明資料を用意するのか。
- どんな雰囲気の報告会にしたいか。
一つ一つ丁寧に考えたところ、下記の内容を報告に盛り込むことに。
- クラウドファンディングへの協力のお礼
- 自分のプロジェクトへの想い
- 活動中に考えたこと、感じたこと
- 今後やること/やりたいこと
そして迎えたパトロン報告会当日!
参加くださったのは、クラウドファンディングで「限定報告会」を
リターンに選んでくださった方々、約25名。
その中には、もちろん彼女のことを良く知っている人もいれば、
Campfireのサイトをみてビビッときてすぐに支援したという初対面の方も。
全然緊張しない!
みんなからどんどん質問して欲しい!
パトロンの皆様との対話しながらの報告会にしたいとの意向通り、
質問を交わし合いながら、始終和やかに進み、
原稿なしで、堂々と自分の言葉で、報告をすることができました。
小学生のプレゼンというと、大人がかなり手を加えているのでは?
子どもは言わされているだけなのでは?
と思われる方もいらっしゃるようですが、
今回は話す内容もPPTも全て本人が作りあげました。
なので、どんな質問がきても大丈夫という自信がありますし、
実際に、すべての質問に詰まることなく的確にきっちりと答えていました。
報告は基本的には時系列で行いました。
単にやったことだけではなく、なるべくその時々に
何を考え何を感じていたのかを織り込むように心がけたところ、
自分の感情を表す言葉の選び方が的確で、
聞いている私たちの心にずしんと響いてくるものがありました。
せっかくなので、彼女の言葉をそのまま紹介します。
- テレビでたまに小学生がすごいことをしていて
すごいなぁーと思ってもそのまま記憶が抜けて行っちゃうのに、
クラウドファンディングをした小学生の話はすごい衝撃的で、
それだけ妙に印象に残っていて、
急にクラウドファンディングの文字が浮かんできて、
リンクして、やってみようかなみたいな。
同学年みたいな子がやっていたし、
その子ができて自分ができないはずはないだろうと、
思い切って挑戦することにしました。 - クラウドファンディングで集まらなかったら
どうしようってすごい心配だったけれど、
目標よりも多い24万円を集めることができて、すごくほっとしたし、
観光協会のSNSでもPRしていたので、
もちろん皆さんパトロンへの感謝もおおきかったですけれど、
PRしたり協力してくれた人への感謝も大きくて、
でも一番大きかったのは達成感で、お金が集まったぞって。 - (ステッカーが出来上がって)にやりとしちゃいました。
自分の力でこれの5倍も作れた。
自分が考えたものがこんなたくさんのものになると
実感がわいてきて嬉しかったです。 - (ステッカーを貼るワークショップを開催して)
自分で作ったものを貼らないでどうする。自分達で貼ってみたいなと思った。
ワークショップでは、一番最初のお店に断られてしまったんですよ。
今まで「すいません」と言われることはあっても、
自分が実際にお店の人に断られたことはなかったので、あーと思ったけれど、
これも大人になるためにいい経験になったのではないかと気持ちを切り替えました。 - ただの思い付きで、たまたま参加したワークショップで、
たまたま思いついて、たまたま沢山の大人の人が協力してくれて、
すごい奇跡の積み重ねだなぁーと思って、今は不思議な気持ち。
嬉しいという気持ちもあるけれど、それがどれだけすごいことなのか、
たくさんの大人が協力してくれているし、本当にすごいことなのかなぁー。
時間がたってから分かるのかなぁーと、今は複雑な気持ちです。 - 実現できると思ったタイミングは、クラウドファンディングがはじまった時。
それまではどこでずっこけるか分からないので、
実現できないということは考えずに突っ走った感じ。 - ひとくくりに大人って言ってもいろいろいるけれど、
子どもだろうがどんなに小さくてもちゃんと耳を傾けられる大人になりたい。 - 大人になったら人の役に立つようなことをしたいし、
大きいプロジェクトではなくても、人の役に立てるように少しずつ動きたいと思う。
小学生でクラウドファンディングをし、大人顔負けの報告会をしたのは、
どんな子なんだろうと皆さん興味津々ですよね。
自己紹介では、こんなことを言っていましたよ。
- 忘れ物女王
- けがをする原因が必ずダサイ
- 本が大好き、活字中毒
- 女子力が低め
- 動物に例えると犬
- 不器用だけど図工が好き
- 休み時間は鉄棒をしている
報告会の後は、一人一人にお礼を伝えつつステッカーを渡すのですが、
みなさん、彼女と2ショット写真が撮りたくて、帰りは大渋滞。
写真撮って、ステッカーを受け取って、
みなさん報告会を聞けて良かったと笑顔で帰られました。
これで、ひと段落。
渋谷区内の店舗へのステッカー配布はこれからも続きます。
東急不動産、ブレイン、観光協会とは既に打ち合わせをし、
お店にステッカーを貼ってもらうようお願いしました。
今後、ラフォーレ原宿やセンター街商店会にもお願いに行く予定です。
ステッカーが貼ってあるお店がどんどん増えていくことを期待していて下さい!