『趣味によって没頭できる街』vol.1の続きです。
まずは、夏休みにトライアルを実施すると、
さっそく準備に取り掛かりました。
チラシを作って、自分の友人に声をかけます。
また、同じ中学校に偏らないよう
参加してくれそうな人を紹介してもらうこともしました。
するとあっという間に5名集まり、
彼女を含めて6名で活動することに。
ちなみに6名中3名が
Social Kids Action Projectに参加してくれたことのある
子ども達です。
トライアル開始前の準備として行ったことは3つ。
- オープンチャットルームの作成
参加者にリンクを送って招待しました。 - ルールの設定
あえて大人は加わらず、子ども達だけで議論する場なので、
野放しにLINEで話すのではなく、
ルールを設けた方が良いとのことで、
トライアル実施に向けたお願い事項を書いて
参加者に展開しました。 - 自己紹介
はじめましてのお友達が多いので、
開始前に10分だけZoomをつなぎ、
顔を見ながら自己紹介をしました。
そして迎えたトライアル期間。
中学生の間ではどんな話題があがって、
どのような議論がなされたのでしょうね。
本人に聞いてみました。
なんと、開始からわずか2日で2つのプロジェクトが立ち上がったそうです。
「一つ目は、学校の制度を自分たちで変えたい!というプロジェクトです。
具体的には、服装の自由、ストローの素材をプラスチックから竹へ、
コロナだからこその校庭開放、
登下校中のハンディファンの使用許可などが出ました。」
「二つ目は、オンラインのイベントで地域や区を知る。というプロジェクトです。
具体的には、地域との交流が少ない、区の決まりや政策を知る機会が少ない、
ということで、議員さん、教育委員会の方などをお招きした、
渋谷区の中高生向けのオンラインイベントを開催する、という内容です。」
その後、議論を積み重ね、少しずつ方向性が決まってきたところで、
大人に向けて発表しアドアイスをもらいました。
更に、そのアドバイスを踏まえて
ブラッシュアップ中ですので、
具体化したら内容を別途レポートしたいと思います。
そして迎えた、トライアル最終日。
トライアルの2週間を経て気づいた
問題点と改善点を2つ報告してくれました。
- 新しい話題が始まった時に会話が盛り上がる
- プロジェクト内での自主的な会話が少ない
「今日から問題提起」「今日から発表の準備」などで特に会話が盛り上がりました。単純に気持ちの面もあると思いますが、長く同じ話題で話していると、沢山参加している人とたまに顔を出す程度の人でズレが出てくるのも原因の一つだと思います。そこで新しい話題を振ると、全員が同じ目線で会話できるので盛り上がるのではないかと考えました。
↓
当初は、いつでも参加できるオープンチャットを予定していました。しかし、それでは話す相手がいない時間が出てきたり、プロジェクトを立ち上げるタイミングで参加してしまったりという問題が起こります。なので、毎月第一週目に開催するなど短いスパンで定期的に開催してはどうかと考えました。
遠慮からか、自分から意見を言ったり質問したりという活動が少ないように感じました。問いかけには積極的に返答してくれていて、稀に自分から発言する方が多いです。
↓
遠慮や意識の違いから来る問題だと思うので、次回からはプロジェクト発足時にリーダーを決めて、自主的に発言する環境を作っていくことが大切だと感じました。
ここまでしっかりと分析し、
今後に向けて改善していけるのは素晴らしいですね。
トライアルに参加したメンバーからもアンケートをとり、
ここまでの振り返りを資料にもしてくれています。
今後は、もう少し参加人数を増やすとともに
男の子や高校生にも広げていきたいとのこと。
中高生のみなさん、ご参加お待ちしています!
また、こんなに頑張っている活動は、
大人も本気でサポートしなければならないということで、
渋谷区議会議員の神薗まちこさんに加え、
東急グループの石川さんもメンターに加わっていただき、
サポート体制の強化も図っています。
各プロジェクトが具体化した時点で、
実現に向けてご協力いただく大人の募集もしますので、
是非よろしくお願いします!