『SCSFTプロジェクト』vol.10の続きです。
洋服から紙を作り、それを更に卒業証書にするプロジェクトを進めるにあたり、
サーキュラーコットンファクトリーや渋谷区教育委員会との相談を進めています。
そこから分かってきたことがあります。
<サーキュラーコットンファクトリー>
洋服を紙にしてもらうのに、1回に115㎏程度のコットンが必要で、
期間は約3か月、費用は約30万+α(送料や保管料など)がかかり、
A4用紙サイズの厚めの紙が9000枚できる。
<渋谷区教育委員会>
卒業証書は渋谷区から一括で発注しているため、
学校単位で紙を変更することは現時点では難しい。
学校単位で発行している成績表「あゆみ」などは、各学校の判断で対応可能。
今年度の卒業式に間に合わせることは難しそうですが、
あきらめずに調整は進める予定です。
その後、サポーターの大人たちとも相談を進め、
現在、やりたいと考えていることなどをまとめてくれましたので、
下記彼女からのメール文面をそのまま紹介します。
<今考えていること(2024年6月中旬)>
- 1回紙を作ってみる。
その紙を配ったり実際に作ったりしてみて体感してもらう。 - 学校の授業をもらいやるのは難しい…
→イベントスペースなどで10回セットなどのワークショップを開催する。
作成した紙を使ってできることも子供に考えてもらう
鶴など折り紙の体験 などなど - 今後も継続して渋谷ペーパーを作っていきたいので、
少し製品化して次回の費用に備える
その後、改めて自分は何がしたいのかを考え、
やりたいことに優先順位をつけたり、
やるべきことを洗い出して大まかなスケジュールを考えたりしました。
その結果がこちら。
<今考えていること(2024年7月上旬)>
- 年内にコットン回収と紙の発注をすませたい。
冬休みに工場に行って紙を作っているところを実際に見たい。 - コットン100%の白い布のみで、
渋谷区内で使っていたもののみに限定して回収することを目指したい。 - 完成した紙で何を作るかはいろんな可能性があるが、
インバウンド向けのお土産の製品化と
渋谷区立の小中学校の卒業証書をメインに考えたい。
クラウドファンディングについては、
既にCampfireにコンタクトして資料をとりよせているとのこと。
実施時期などについて担当の方と相談を進めています。
<今考えていること(2024年7月中旬)>
ここから夏休み。
7月中に関係者に打合せのお願いをしています。
急ピッチでプロジェクトを進めていくそうですので、
ご期待ください。