今年の参加者は元気いっぱいで、
仲が良すぎるが上に喧嘩になることもあり、
ひやひやする場面がたくさんありました。
そのため、いつも以上にメンターの皆様の
サポートのありがたみを実感しました。
体調不良などにいち早く気づいて報告してくださったり、
一人でいる子に声をかけてくださったり、
一緒にあそんでくださったり、
提案への本気のアドバイスをしてくださったり、
素早く設営や撤収をしてくださったり、、、
多大なるサポートありがとうございました。
アンケートでは、メンターの方の感想とご自身の学びについて伺ってみました。
丁寧に答えてくださっていますので、是非ご覧ください。
- 子どもたちが考えたり、困っているときに、見守っておくのか、手伝ってあげるのか、迷うシーンがいくつかあった。外国人と話したいけれど英語が喋れず、アンケートが取れなかったとき…訳して上げた方がよいのか?と迷ったが、子どもが何度もアタックして日本語を喋れる外国人を見つけた。また、翻訳アプリを使うグループもあった。途中で手伝っていたら、あの喜びは味わえなかったと思う。
- プレゼンの資料を手伝ってあげるかどうか?どんなアドバイスをするのか?プレゼンのアドバイスを求められたとき、「こうした方が良いかな」とアドバイスしても、子どもの腑に落ちていないと感じることがあった。案そのものを良くすることに意識がいっていたが、子どもが何を求めているのか、をよく聞いた方が良いなと思った。論理的に組み立てることができる子と、常に閃きと思いつきで考える子と、子どもによって全然と違うことに気づいた。
- メンターのみなさん、地域の方、企業の方、多くの人が関わってくれて、言葉にも温かさを感じた。そのような環境を作れていることが素晴らしいと思った。
- 保護者に聞くと、自分の子供にそんな面が?と驚かれる方がいて、子どもの普段見れない可能性が引き出せるプログラムだと思った。
- 今年の参加者も柔軟な発想でたくさんのアイデアを出していて驚きの連続でした。街頭突撃インタビューでは、観光に来ていた外国人の方々にも積極的に声をかけていました。自身が外国語を話す力が無くてもくじけずに何度もチャレンジしていく姿や日本語を少し話せるからとインタビューを快諾してくる方に出会って嬉しそうに質問する姿はとても印象的でした。私自身、日本語以外はほぼ話せないので参加者の立場だったら外国人の方に声をかけてみようと思うことは無かったと思います。物事を自己解釈でできないだろう、止めておこうとチャレンジしないで諦めるのはもったいないなと感じました。
- 小学生ながら渋谷の地理や歴史について大人以上に詳しく、想像以上に地元である渋谷に対する愛着心が育まれていることを感じ、渋谷で働く大人としてさらに勉強しなければならないなと思わされました。SDGsやサステナブルといった概念について、「学校で勉強した!」という声以上に、「どこどこでこんな取り組みしているのを見た!」「自分でもこんな取り組みしているよ!」という声を聞くことが多く、多様な刺激のある渋谷で暮らしているからこそ、社会課題を自分事として捉えており提案内容が生き生きしているように感じました。
- 小学生ってこんなにパワーがあるんだと驚きました。こうすれば課題が解決できるという提案(発想力、発想力)もそうですが、何より、実現することで、みんなが笑顔になったり、楽しめる内容であることがすごいなと思いました。自分の仕事ではついついこれって現実的(実現可能)かなと考えてしまいますが、「楽しい」ことって大切だなと改めて気づかされました。
- 渋谷で働く人や街の人の声を直接聞ける機会を頂戴し、渋谷区職員としても大変ありがたいです。子どもたちからも渋谷の事を教えてもらうことが多く、特に区が設置する立て看板を読んでいる子がいたのは印象に残っています。今年の子どもたちは活動から遊びまで全力でメリハリがあり、自分自身も遊びと仕事に全力な大人でいたいと思います。
- 街中の人にインタビューした時、自分たちの班は最初は少し怖気付いていました。私はメンター側だから、「いってみよう!」と声かけをしていましたが、もし自分がインタビューをする側だったら、私も躊躇っていたかもしれません。でも子ども達の方が、とりあえずやってみようという精神があるように感じました。そして、一回インタビューしてみると、やりたい、やってみたいという気持ちの方がどんどん大きくなって、先先進んでインタビュアーを探していました。最後の方は走りながら探していました。質問する時もインタビュアーのことをしっかりと考えて、丁寧に質問していたのを見て、子どもは大人たちの事をよく見ているのだなと思いました。
- このプログラム全体を通して、自分の気持ちに素直であることの大切さを改めて感じました。周りに迷惑をかけてしまうのはよくないけれど、想像力もあるため、こうしたらどうなるのかを自分で考えて行動できていたので、とても立派だなと思いました。または、相談したり、聞いてみたりする。子どもとこのプログラムで関わり何度もそのような事がありました。
- 子ども達の自分の気持ちに素直であることをサポートするのが、メンターや大人の役割であると感じました。私はできるかできないかで判断しまいがちになっていましたが、どうやったら「できる」か。「する」としたらどうか、という考え方がどんな時も必要なんだと気づく事ができました。