渋谷フェスティバルプロジェクトの続きです。

11/5と11/6のふるさと渋谷フェスティバルはお天気にも恵まれ、
3年ぶりの待ちに待った開催ということもあり、
多くの方が訪れました。

このフェスティバルは今回45回目ですが、
今までほとんど雨に降られたことがないらしいですよ。

渋谷フェスティバルプロジェクトの振り返りは、
集めたアンケートそのものを見ながら議論したいので、
オンラインではなく、シブヤテレビジョンの会議室に
集まって行いました。

SKAPブースの振り返り

Social Kids Action Projectのブースには、
予想をはるかに超えて、なんと1451名もの方が来てくださいました。

会場の端っこだったので、のんびりできるかと思いきや大忙し。

子どもたちも、
こんなにたくさんの人が来てくれると思わなかった
みんなちゃんとアンケート答えてくれてびっくりした
と喜んでいました。

ブースの振り返りとして出た意見は、

  • ブースの場所が良かった。
  • 朝からたくさんの人が来てくれた。
  • 抽選のガラガラやお菓子の人気は狙い通り。
  • 景品はもっと簡単なもので充分かも。
  • 絵を描いてもらうのは、ちびっこが楽しんでいて良かった。
  • 中高生の参加が少なかった。これはブースの場所かな。
  • 壁にはった設問の位置が低すぎた。
    赤ちゃん抱っこしている方や大人は貼りにくそうだった。
  • スマイル柄のシールの台紙がはがしにくかった。
  • ベビーカーと車いすが多かったから、
    次回はバリアフリーを意識したレイアウトにした方がいい。
  • 大人はQRコード読み取ってもらって、
    オンラインで回答してもらう方がいいかも。
    ブース内の混雑を緩和できるし、集計も簡単。

これらの気づきは今後のブース出展の際に活かしていく予定。

来場者アンケート@SKAPブース

みんなで知恵を絞って考えたアンケート。
やはり、結果が気になりますよね。

さて、どんなことが読み取れるでしょう。
数字やコメントをじっくり読みこんでいきます。

やはり3年ぶりのリアル開催を喜ぶ声が多く、
「楽しかった」「来年も来たい」という声が圧倒的に多かったです。

ドクターイエロー、秋田犬、スタンプラリー、
ラグビー体験、ストラックアウト、ゴミ捨て、
など具体的に楽しかったブースについて教えてくれるものも。
野外ステージで踊って楽しかったとのコメントも多数ありました。

続いて多かったのは、食べ物に関する意見。
「きりたんぽ食べた」「フランクフルト美味しかった」
「子ども用のデザート系がもっとあると嬉しい」
「大学芋が大きかった。串よりお箸がいいかも」

また、
代々木公園のイベントで一番好きです。
あたたかくて優しい。
こんな渋谷もあることを日本中に知って欲しい

という渋谷愛にあふれるアツいコメントや
「昔プリキュアショー見た」「餅つきしたい」
と過去を懐かしむ声もありました。

こんなのあったらいいなという声としては、
圧倒的に多かったのは、鼓笛パレードの再開を熱望する声。
来年は鼓笛パレードの開催をお願いします!!

でもデータを読み解いてみると、
大人や未就学児のほとんどが楽しみにしているのに対して、
当事者の小学生はというと、やりたい人とそうでない人が
半々程度という面白い結果も見えてきました。

他には、「動物がいっぱい来てくれたら嬉しい」との声も。
ポニーも秋田犬も大人気だったので、
今後は他の動物とのふれあいもできるといいですね。

YES/NOクエスチョンに関しては、
答えやすい質問は回答率が高く、
反対に知識を問う難しい質問の回答率は
下がるということに気づきました。

例えば、
「渋谷区は今年90周年を迎えた」
「渋谷フェスティバルに妖精(アイリッスン)がいた」
はみんなが回答してくれているのに対し、
「メタバース空間の渋谷を知っている」
「神南小学校は神南町にある」
「渋谷区の小中学校にはシブヤ科という授業がある」
という質問は回答数が半分になっていました。

回答率が高くて面白い結果がでた質問はこれ。
「渋谷区の公式キャラクターはハチ公である」
YES69%、NO31%との結果に。
本当の公式キャラクターはアイリッスンですよ。

アイリッスンを知らないのかと思いきや、
ちびっこが渋谷から連想して書いてくれた絵は、
意外にもアイリッスンが多かったです。
どれも上手!

エコに関する意識は、
「今マイバックを持っている」YES67%、
「積極的にプラゴミの分別をしている」YES81%、
とどちらも高く、定着してきている印象。
これらの質問は100%になるまで、毎年続けて推移を見たいですね。

出展者アンケート

2日目となる日曜日の午後には出展者インタビューも行いました。

出展者の皆様はアンケートに協力するというよりは、
子どもと話すのを楽しんでくださっているような印象を受けました。

アンケートをとった子どもたちも楽しかったようで、
こういうアンケートをやってほしいと言われた
断られなかった」「たくさん褒められた
と嬉しそうに振り返っていました。

出展者の皆様ご協力ありがとうございました!

出展者アンケートの結果もなかなか面白いですよ。

普段のお仕事を聞いてみたところ、
本当に多種多様な職種の方がいらっしゃいました。
中にはちょっと答えられないという方もいらっしゃったようで、
子どもたちがいろいろと想像を膨らませていました(笑)

出展回数に関しては、
「初回から」「数えきれない」「毎年」などのブースがほとんど。
出展理由で多かったのは、
「渋谷区からお願いされて」「PRのため」など。

おすすめのブースは、
隣のブースをお互いに紹介しあうパターンが多く、
出展者同士の仲の良さが伺えました。

要望は、
「このままでいい」「たくさんの人に来て欲しい」
「みんなが楽しめるのがいい」「毎年やって欲しい」
と現状維持の声が多いのですが、中には具体的に教えてくださる方々も。

多かったのは大盛況で行列ができていたこともあり、
「飲食のブースを増やして欲しい」
「待たせないで楽しませたい」との声。

他には、
「休憩所がもっとあった方がいい」
「NHKステージはない方がいい。人の流れが止まってしまっていた」
「障害を持っている人にはステージの音がつらい」
「出展申し込みの案内を直接欲しい」
「大きなキャンプファイヤーがしたい」
「シルバーの人も楽しめるように」など。

こんな声を聞きだせるのも、子どもの力かもしれませんね。

個人的には出展者として、
スタンプラリーの台紙配布場所に関する
問い合わせをたくさん受けたので、
配布場所を増やしてほしいです。

次回に向けて

全体を通しての感想は、
遊びに行く人と、出展者の考え方や視点の違いが分かって面白かった
とのこと。
その違いにも注目しながら、次回に向けて何ができるのか、
子どもたちと議論してみました。

Q.中高生に来てもらうにはどうしたらいい?

  • ダブルダッチ、スケボーなどのストリートスポーツ体験会はどうかな。
  • バスケ、サッカー、ラグビーなども
     中高生限定クラスあるとお友達誘って参加しやすそう。
  • ダブルタッチやダンスなど、普段代々木公園で
     練習している人たちの発表の場にしたら面白いかも。

Q.待ち時間をなくすにはどうしたらいい?

  • 並んでいる間にアンケート協力してもらうのもありかもしれない。
  • 並んでいる間も楽しめるようにショーをやる?
  • 飲食店、動物とのふれあい、ドクターイエローなど、
     人気のブースをふやす。

Q.みんなは次回に向けて何がしたい?

  • 小学校は学園祭がないので、
     学校単位やクラス単位で出展できるコーナーがあったら楽しそう。
     シブヤ科の授業で作っている渋谷土産の販売とかできたら嬉しい。
  • 動物愛護や募金など、人のためにやっているブースをPRしたい。
     おすすめブースを紹介するコーナーを記事化するのはどうかな。
  • マイバック推奨なのに、ビニール袋を配るのはどうなのか。
     チラシなどの配布物は袋に入れて全員に渡すのではなく、
     必要な人が選んでとれる仕組みができるといい。

今年の渋谷フェスティバルプロジェクトは、
この振り返りをもって一旦終了です。
また、来年に向けて、新たに子どもたちと企画を考えて行く予定です。

ブースに来てくださった皆様、
アンケートに答えてくださった皆様、
ありがとうございました。

そして、シブヤテレビジョンの皆様。
子どもたちとの打ち合わせに始まり、
ブースの設営や運営からアンケート集計まで、
何から何までお世話になりました。

ありがとうございました!!!

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