今回は6回目となるSocial Kids Action Project。
開催場所を、今までの原宿から神南へと新しくして4日間かけて実施しています。
参加者は渋谷区の6つの学校から集まったやる気に満ち溢れた9名。
いつもは女の子の方が多いのですが、
今回ははじめて男の子の割合が多く、かなり賑やかな雰囲気。
今日は1日目ということで、
街を使うのはどんな人かを考えるゲームで緊張をほぐした後、
神南地域のキーマン3名にお話を伺いました。
トップバッターのは公園通り商店街の川原様。
公園通りの歴史や特徴についてお話を伺いました。
昔は区役所通り商店街と呼ばれていた場所が、
公園通りとなったのは、PARCO(イタリア語で公園)が由来。
「公園通り」という名の通りを持つことで
ニューヨークのパークアベニューと姉妹ストリート提携を結んでいて、
その象徴となっているのがおしゃれな街路灯。
フラワーフェスティバルや青の洞窟のイリュミネーションなどで
みんなに楽しんでもらえるように取り組んでいるとのこと。
PARCOの金子様からはリニューアルに込めた想いについて。
コンセプトは、世界へ発信する唯一無二の次世代型商業施設ということで、
初出店のお店がたくさんあるのが特徴。
建物自体は、渋谷の特徴である「坂」と「通り」に注目して作られているとのこと。
東急不動産の小澤様からは神南地域の開発計画について。
10年後にどのような街にしようと考えているのか。
キーワードは「緑」と「回遊性」。
みんなが楽しく歩ける街を目指しているとのこと。
普段は聴くことのできない秘話に、皆くぎ付け。
もっと話を聞きたいようで、講演者を質問攻めにしていました。
お話を聞いた後は、街を散策しながら、
お話の内容を実際に目で見て確かめます。
同じ道をみんなで歩いても、9人みんな気になるところが違うのが面白いところ。
PARCOの建物をじっくり観察する子。
公園通りの街灯の写真をいかにきれいに撮れるか頑張る子。
花壇のきれいな花の隙間のゴミを見つける子。
道路標識などに貼られているステッカーの絵をうつす子。
はがれた点字ブロックや朽ちて倒れそうな看板などの危険を見つける子。
建物への緑の取り入れ方を研究する子。
お腹すきすぎてお買い物したくなっちゃう子(笑)
そして、本日見聞きしたことを元に、
「こんな街にしたい!」を考えて発表します。
「らくがき」「ごみ」「自然」「緑が多い」「きれい」「楽しい」「ゴミ箱」「ゲーム感覚」「坂」「便利」「おまつり」「公園」などのキーワードがあがっていました。
発表をする人は最終日を見据えて真剣に。
聞いている人は、発表の良かったところを見つけて発表者に伝えます。
この「良かったよフィードバック」がみんなとっても上手。
発表以上にフィードバックが素晴らしい、心優しい子どもたちです。
最後は明日のインタビューに向けた準備。
自分が担当するお店はどんなところなのか。
どんな質問がいいのか。
司会進行も質問内容も全て子どもたちが考えます。
明日も晴れますように!
続きは、@渋谷2022春<2日目>へ。