@原宿2021 <2日目>の続きです。
3日目は最終日。
いよいよ長谷部区長をはじめとする大人に向けた提案発表の日です。
早速大きな模造紙を机に広げ、資料作りに取り掛かります。
聞きに来てくれるみんなが見たくなる資料にするためにはどうすればいい?
悩みながらも心を込めて作ります。
みんな必死!
そして、途切れることなく、漢字を確認しに来る子どもたち。
ひらがなでもいいよーと伝えているけれど、
小学校高学年のプライドが許さないそうです(笑)
資料が完成した人から、発表の順番を選び。
続いて、発表の練習の予定が、
落ち着いて練習する時間がとれず、なんと今回はぶっつけ本番!
心の準備ができていても出来ていなくても、発表会は15:00開始。
大人が集まってきて、緊張が高まっていきます。
今回はコロナということで、
どうしても子どもたちの提案を聞いて欲しい方のみを招待しました。
いつもの3分の1程度、40名弱のアットホームな発表会。
資料作りの時に、区長の前での発表は緊張すると話していた子どもたち。
発表がはじまってしまえば、堂々たるもの。
7名とも立派に自分のアイデアを紹介しました。
原稿などもちろんないので、
その場で考えた自分の言葉で、
しっかりと大人たちを引き付けていました。
今年は提案内容もプレゼン資料も個性豊か。
当初はコロナに関連する提案ばかりになるかと想定していたのですが、
コロナの影響は踏まえつつも、それだけに左右されず、
どれも街づくりを長い目で見た提案になっています。
プレゼンの後は、兄弟からの容赦のない質問攻撃(笑)
大人からは、こんなアイデアも入れ込んで欲しいとの逆提案がありました。
Social Kids Action Projectの子どもたちの提案の特徴は、
言いっぱなしで終わらせないということ。
そのためにも、
・実現に向けて自分は何をするのか、
・自分でできないことは誰に何を頼むのか、
を考え、発表内容にいれることで、実現可能な提案にしています。
なので、発表では名指しでのお願いがでてきます。
・東急不動産の神宮前六丁目開発地区に
駐輪場を作って欲しい。
・原宿表参道欅会の設置しているキョロちゃんのゴミ箱に
センサーを付けて欲しい。
・穏田キャットストリート商店会のお店に
アイデア共有箱を置かせて欲しい。
・区長に笑顔が見える透明マスクを作って欲しい
みなさん子どもたちからの協力のお願いに真摯に回答してくださいました。
↑東急不動産 丹村様
↑原宿表参道欅会 吉田様
穏田表参道町会の小泉様からは、
町会の役員にスカウトされたい。
最後は長谷部区長からのご講評。
「緊張感がひしひしと伝わってきた。
全部アイデア面白く、子どもならではの視点がたくさん入っていた。
結構しっかりマーケティングして分析して
課題に対してどのようにアプローチするのか、
大人のアドバイスもあってのことと思うが、
そういった思考回路で出来ているのが改めてびっくりした。
どれが実現できるかはみんなの努力次第!」
一つ一つの提案に対してもコメントくださりありがとうございました。
子どもたちも「区長からのコメントが嬉しかった」と喜んでいます。
発表までの3日間をやりきった笑顔の子どもたち。
ここで、終わりではありません。
今日から、子どもたちは提案の実現に向けて歩き出します。
子どもたち、がんばれ!
大人の皆さま、サポートよろしくお願い致します。